❺Hくんの偏差値24の逆転合格
【そして、入試が終わって…】
【第一志望校、合格🌸】
お母様は大号泣、Hくんは歓喜のあまり飛び跳ねるほどの大喜び!ついについに、努力が実を結んだ瞬間でした!!学校に合格報告をすると、担任の先生も「受かるとは思わなかった」と驚きを隠せなかったようです。確かに、あの状況からわずか5カ月でここまで成長するのは並大抵の努力ではありません。しかし、Hくんは最後まで諦めず、見事にやり遂げました!
心からの祝福を込めて―― 本当に、本当に合格おめでとうございます!!
【Hくんの受験を振り返って】
Hくんが中学3年生の10月に受けた県内模試の5教科総合偏差値は、わずか24でした。四則計算も頻繁に間違え、小学校低学年レベルの漢字が書けないこともありました。文章を勝手に変えて読むし、勉強を始めるとすぐに自分の世界に入り込んでしまう子でした。かつては「Thank you」が書けて、2人で大喜びしていた時期もあったほどです…。挙げればキリがないですが、これが中学3年生の10月時点での、Hくんのリアルな状況でした。
【Hくんに必要だったもの】
「こんなこともできないの?」という言葉や、そのような気持ちは子どもに伝わり、勉強への意欲を奪ってしまいます。先生にとって最も大切なのは、「忍耐力」と「学習環境を整える」こと。特にHくんの先生には、それが何よりも求められました――。難しいかもしれません。時間もかかるかもしれません。しかし、しっかりと生徒と向き合い、一人ひとりに合った指導を行えば、伸びない子はいないのです。
5回教えても間違うなら10回教えればいい。大切なのは出来ないことを無理に押しつけることではなく、まずは「できること」から小さく始めることです。Hくんにとって、それは小学生の基礎からでした。何事もまずは挑戦すること。そして道筋が見えたら、それをとことん努力すること。学力を伸ばすために必要なのは、ただそれだけで十分なのです。
– fin –