❺Hくんの偏差値24の逆転合格
【中3の10月から本格的に受験勉強をスタート】
Hくんは中学2年生の頃から、学校の担任に「君は高校には行けない」と言われ続けていました。Hくんは地域密着型の塾や大手個別指導塾にも通い、さらには大手家庭教師とも契約を結んでいました。しかし残念ながら、どの授業を受けても成績は一向に伸びませんでした。このままではいけない、どうにかして状況を変えたい――そう考えたご家族が探し続けた末に、口コミで評判の良かった家庭教師のGeniusを見つけました。
Hくんの体験授業を通してわかったのは、H君は中学1年生、もしくは小学生からの基礎が曖昧なまま、中学3年生を迎えてしまっていたということでした。つまり、これからHくんは高校入試までの残り9か月で「小学生レベルの基礎学習」から急ピッチで取り組まなければならなかったのです。先生は限られた時間の中で、H君の学力に合わせた英数国理社5教科の基礎プリントを作成し、全教科の徹底的な見直しを大急ぎで始めました。
【“Thank you”が書けない】
H君は勉強を始めると、「貧乏ゆすり」や「物にあたる」、さらには「頭をかきむしる」といった行動が見られ、明らかにイライラしている様子でした。また、学校のテスト中には、「耳が聞こえなくなる」と表現するほど集中力を失うこともありました。この不可思議な状況に、H君ご本人もお母様も深く悩まれていました。
しかし、そうなる原因は非常にシンプルでした。単純に、Hくんが問題の理解に苦しんでいたことが要因でした。実際、丁寧に基礎から指導することによって、Hくんは「あ、そっか」「あー、なるほど」とよく言うようになりました。もちろん、上のような症状も受験間近になる頃には、ほとんど無くなっていました。(※家庭教師を始める前、お母様はHくんが「テスト中に耳鳴りがする」と訴えることを非常に心配されており、病院へ相談に行かれたほどでした)
勉強は積み重ねです。中1.2年生の基礎ができて、初めて中3年生の応用ができます。過去にHくんは多くの塾や、他の家庭教師の指導を受けていました。一体、塾や家庭教師たちはHくんにどんな指導をしていたのでしょうか?ちゃんと根本的な原因から見直さないと成績は上がりません。ここまでHくんが放置されていた現実を目の当たりにし、深い憤りを感じざるを得ませんでした。
【80万円の参考書】
よくある誤解ですが、成績は「お金をかければ上がる」ものではありません。生徒一人ひとりの状況や学力に合わせて、丁寧な指導を行わなければ、どれだけお金をかけても効果は得られません。ちなみに、こちらはお母様が独断で購入された参考書ですが、H君はほとんど手をつけていませんでした。
【お見舞いに来て貰ったけど病室で勉強】
体験授業は7月に行い、その後数回の授業を行ったものの、担当の先生が不運にも交通事故に遭いました。そのため、8月から10月までHくんの指導が一時中断しました。そして、10月20日からようやくHくんの指導が再開されました。
【本格的に指導開始】
【H君の弱点発見】
H君は同じ問題を何回解いても、次の日にはその解き方を忘れる生徒でした。その原因を追及をした結果『問題を理解していない(理解した気になっている)』ことが分かりました。例えば、
①漢字を読まずに飛ばす
②大問の説明文を読まずに問題から入る
③横の長さが… ➔ 縦の長さが… と、脳内変換をする
④とりあえず「わかった」と言う。など
この問題を解決するために、今後の授業ではH君に「問題を声に出して読む」ことを取り入れることにしました。
【勉強を楽しんでもらう】
H君はこれまでの経験から、「勉強しても成績が上がらない」と深く気にしていました。(※実際に中学2年生の頃から、担任の先生から「きみは高校に行けない」と言われていました)。しかし、それはH君の努力が足りなかったわけではなく、これまでの勉強方法が適切ではなかったからです。Geniusでは、H君の学力を小学生の基礎から徹底的に見直すことから始め、またH君に合った簡単な小テストを繰り返し実施しました。そして、【できる→褒める】という指導を丁寧に何度も行うことで、「僕にも解ける!」という自信を育みました。その結果、H君は少しずつ正解する楽しさを実感し、勉強への意欲を取り戻していきました。
【週3回/4時間以上】
【お母様、大喜び】
家庭教師を始めてからわずか1か月後の確認テストで、なんと理科と社会が学年の平均点を超える結果を達成しました✨ 今まで塾や他の家庭教師に何度も頼ったものの、成績がなかなか伸びなかったHくんにとって、これは大きな進歩でした。この結果にご家族全員が喜びましたが、特に印象的だったのは、H君のお母様が一番嬉しそうにされていたことです。これまでの不安や苦労が一気に吹き飛んだような、心からの喜びが溢れていました。
【同時進行で面接小論文も】
H君が目指す第一志望校は非常に高いレベルであり、さらに面接や小論文の対策も必要でした。これらは授業時間内だけでは対応しきれない量だったため、面接や小論文の指導法を保護者様にも学んでいただきました。そして先生がいない時間でも可能な範囲でサポートをお願いし、ご家庭と協力して取り組む体制を整えました。
【勉強が楽しくなった】
勉強を始めた当初は、2時間の勉強で音を上げていたHくん。「貧乏ゆすり」「頭を掻き毟る」「物に当たる」「うなる」など、H君の苦しさが目に見えて伝わる状況でした。しかし、3カ月が経つ頃には、なんと5時間もの勉強を継続してこなせるまでに成長しました。そしてついに、「先生のおかげで勉強が楽しくなりました!」という言葉をもらえた時は、本当に感無量でした。
【すごい成長】
「出来ない、出来ない、出来ない……」「忘れた、忘れた、忘れた……」――人生で初めて挑戦した面接や小論文の練習。最初のH君は、この言葉を繰り返すばかりでした。しかし、1か月間にわたる指導の中で、動画を撮影し、自分用の台本を何度も書き直し、それを声に出して模擬練習をひたすら繰り返しました。その結果、先日行われた学校の面接と小論文の練習では、学校の先生から「良く頑張ったね」と褒められたそうです。確かにH君の場合、平均的な子よりも時間は数倍かかりますが、地道に努力を積み重ねれば何でもできることを証明してくれました。
【疲労困憊】
この頃のH君は、「4時間で5教科の勉強+1時間で面接・作文対策」というスケジュールに取り組んでいました。日々めきめきと力をつけ、着実に成長していきました。そして毎回授業が終わる頃には、H君はぐったりと椅子に座り込んでしまうほどの疲労感を見せていました。それでも彼は努力を惜しまず、目標に向かって全力で取り組みました✨
【Hくんの誕生日】
H君は甘いものが大大大好き!そこで、誕生日プレゼントにはトッピングをたっぷり重ねた「特製大大大甘スイーツ」を贈りました。また、お店のお姉さんに事情をお話ししたところ、快く応援メッセージを書いていただき、H君もとても嬉しそうに受け取っていました。受験のラストスパートを迎える中で、最後の最後まで気を抜くことはできませんが、楽しむ心を忘れないのがGeniusの指導スタイルです。私たちはこういったお祝い事や心温まる瞬間を大切にしています。
【そして月日は流れ…】
【第二志望校、合格!】
第二志望校ではありますが、無事に合格しました!この結果に、生徒ご本人もご家族もみんなで大喜びしました。「これでなんとか高校に行ける…」と、ほっと胸を撫でおろした瞬間でした。正直、不安で不安で家族全員が毎日ハラハラしていました。合格発表後のH君は、それまでの緊張が一気に解けたのか、まるで魂が抜けたように「ぐたぁ~」っとしていたのがとても印象的でした。
【第二志望校、合格!】
Hくんは言いました。「ここでいい」。お母さんは言いました。「第一志望校を目指せ」。引き続き、第一志望校を目指して頑張ります。
【面接や小論文の内容を考える】
先生「Hくんの長所はどこ?」
Hくん「無いです。自分陰キャなんで。」
お母様「卒業式の進行役!合唱コンクールでの指揮者!文化委員長や人権劇での役者!部活では異文化交流もしてたじゃないのッ!」
お母様がいてくれて、本当に助かりました。
【勉強後は倒れるまで頑張った】
第一志望校の入試日まであとわずか。学校終わりに直ぐ授業。夕食を挟んでそこから約150分の授業、さらにその後直ぐに面接対策の授業を入れていたので、毎日くたくたになるまで頑張っていました。この頃のH君は最初に会った頃とは別人の様で、H君の志望校に対する気迫は誰にも負けないくらいの熱いものがありました。
【大逆転『第一志望校』合格】
合格発表の日はご家族皆んなが泣いて大喜びでした。合格報告をする時、学校の先生も大変驚いたそうです。
H君には夢があり、それが叶えられる第一志望の学校に見事合格致しました。彼は今、夢である職業に就くために一生懸命勉強を頑張っております!