絶対合格の家庭教師

❶Sさんの中学受験

発達障害の中学受験 -その2-

Sさんの合格記 –その1-【波乱万丈な授業】

Sさんの合格記 -その2-【スマホ依存脱却】

Sさんの合格記 –その3-【入試直前の事件】

Sさんの合格記 –その4-【志望校の行方は】


【ご家族の協力】

授業中、お母様は常にSさんの隣で支えてくれました。Sさんが我儘を言うたびにケンカになることもありましたが、それでもお母様はいつも娘を想い、全力でサポートし続けていました。


【怒涛の夏休みが終わる】

夏休み以降、Sさんの授業は週2回/1回3時間で行いました。しかし、学校後の3時間連続の勉強はSにとって辛いものだった為、ご家族と相談し、勉強の合間に1時間の夕食休憩を挟むことにしました。(※Geniusは、休憩時間を授業時間に含みません)

おばあちゃんはいつも、Sさんの為に記憶力が良くなる料理をたくさん作ってくれました。


【学習の妨げを取り除く】

少し時を遡ります。夏休み中、市主催の《6泊7日の社会交流》に参加したSさん。周囲に馴染めるか心配したご家族は、連絡手段としてスマホを持たせました。最初は元気な姿を送り合うためでしたが、次第にSさんはスマホに夢中になってしまいました。

その結果、SさんはゲームやYouTubeに夢中になり、Kくんと同様に、勉強への集中力が低下していきました…。そこでご家族と話し合い、合格するまで先生がスマホを預かることにしました。

【半狂乱のSさん】

スマホを預かってからの3日間は大変でした。しかし、1週間後にはSさんは「無くてもへーき」と言うようになりました。実際、スマホがなくても生活に支障はなく、アニメの最新情報やゲームのログインボーナスよりも、受験の方がずっと大切だと気づきました。

    スマホ依存に陥る受験生はSさんだけではありません。各ご家庭で「スマホのルールを設定する」ことが理想ですが、子どもは守れないことが殆どです。そのため、Geniusではスマホを一時的に「預かる」方法を取ります。ただし、この提案に不安を感じるご家庭も少なくありません。しかし、今回のSさんのように、1週間もすれば「なくても平気」と言うようになります。みんな、「スマホより受験の方が大事」と最終的に実感してくれます。(※Genius調べ)


【Sさんの一番集中できる環境は?】

SさんのADHDや自閉症の特性を考慮し、最も集中できる環境を模索しました。その結果、雑念や小道具のない近くの市民館が最適だと分かりました。その為、秋頃からは市民館で勉強することが多くなりました。

市の施設や図書館、カフェを活用して勉強する機会が増えていきました。環境を変えることで集中力が高まり、Sさんも新鮮な気持ちで学習に取り組めるようになりました。


【遂に芽生えた自主学習】

指導を始めた春から簡単な問題に取り組み、少しずつ難易度を上げていきました。そして10月頃には、ようやく問題の意味や意図を理解できるようになり、自分の力で解く楽しさを実感できるほどに成長しました。

あとはこの流れを継続することで、彼女はさらにグングンと成長していきます!


【成長を感じた確認テスト】

授業開始から約半年、毎回授業前に挑戦していた計算問題で、ついに満点を達成しました!以前はケアレスミスが多かったSさんですが、「勉強ってやれば楽しいよね!」と自ら口にするほど成長し、努力の成果を実感できるようになりました!



【過去によくあったSさんのケアレスミス】

本当によく成長しました。


Sさんの中学受験 –その3– に続く