絶対合格の家庭教師

❶Sさんの中学受験

– その2 –

Sさんの合格記 –その1

Sさんの合格記 -その2-

Sさんの合格記 –その3


【Sさんが一番集中できる環境はなにか?】

色々試しましたが、SさんのADHDや自閉症の特性も含めて考えると、やはり雑念も小道具も何もない空間で勉強に集中させることが一番でした。ただ、まだ小学生ということもあり家から離れての勉強は不安でしたが、幸い先生とのコミュニケーションはバッチリ出来ていたので嫌がることはありませんでした。

10月に入る頃からよく市の施設を借りたり、図書館やカフェで勉強することが増えました。


【遂に芽生えた自主学習】

春から少しづつ少しづつ、Sさんが分かる簡単な問題から、徐々に難しい問題に移行していきました。そして10月頃、ようやく問題の意味や意図が理解できるようになり、自分の力で問題を解く楽しさが感じられるほどにSさんは成長しました✨

ここまでくれば、あとは最適な教材を与えて、少しアシストする位でSさんはさらにグングン成長していきます!


【成長を感じた確認テスト】

授業開始から約半年、毎回授業の初めに実施していた計算問題でついに満点を取りました。以前は間違いやケアレスミスが圧倒的に多かったテストですが、Sさん自身の「勉強ってやれば楽しいよね!という心境の変化や、日々の努力によってこれを成し遂げることが出来ました✨

(よく見受けられたSさんのケアレスミス)


【冬休みの過ごし方】

入試までもう1か月を切ってしまいました。最初の頃とは違い、今ではすっかり成績も上がって、全然ついていけなかった学校の授業も「退屈になった」と言うくらいに成長しました✨

また、冬休み中に中学受験を目指すきっかけとなった先輩が駆け付けてくれました。この頃のSさんは、既に自分に合った勉強法を見つけ勉強できる環境に自らを置き、熱意を持って何時間でも集中して勉強できるようになっていました。


【それでも・・・】

Sさんは成長したけれども、名門校への道のりはそう甘くはありません。入試1カ月前に受けた模試の結果は「合格努力圏外」でした。しかし、Sさんが勉強始めた当初と今で違うことは「勉強の基礎が出来ていること」「勉強に集中出来ること」です。

そこまで鍛えられたのであれば、あとはGeniusの強みである志望校の出題範囲を予測して、それに絞った勉強を続けるのみです。確かに模試では「合格努力圏外」でした。しかしそれは広く全体的に出題された範囲の正答率からであって、志望校の出題傾向に沿った問題からではありません。Sさんは最後の望みを掛け、Geniusが作成した問題集を繰り返し繰り返し反復しました。


【入試6日前の大・大・大ハプニング】

万全の状態で挑む為に、多くの注意を払ってきました。しかしそれでも悲劇は突然訪れます。ADHD/多動症の生徒で特に気を付けたいことは、目を離した隙にいつどこでどんな怪我をしてくるか分からないことです。Sさんは入試6日前の朝、ベッドから降りる時に利き手である右手を突き指しました(全治2週間)。



Sさんの中学受験 –その3– に続く