❸Kくんの軌跡の中学受験
【申し込みをされた時の状況(原文1)】
Kくんの学習環境/お母様からのLINE(原文2)
K君が目指したのは、県内トップクラスの6年制進学校です。Geniusは、Kくんの状況から通常の授業では300%合格出来ないと判断。すぐさまKくん専用の授業に取り掛かりたかったのですが、ご連絡頂いた年は生徒数の定員が既に満席だった為、Kくんは小学5年生の6月から本格的な受験対策スケジュールである週2回/3時間以上の授業から始めました。
偏差値が「9」だった時の大手入塾テスト。
何を勉強すればいいのか、どう勉強すればいいのか全くわからない状況だった頃。
残念なことですが、この状態ではたとえどんな名門の塾であろうとも成績を向上させるのは難しいと思います。KくんはSさんと同様、中学受験の勉強どころか学校の授業すら満足に受けられない状況でした。
【学習障がいの生徒の体験授業】
学習障がい(ディスレクシア)の生徒に、文字が大量にある問題を出すのはNGです。まずは比較的視覚でわかる問題を用意し、その理解を深めていく上で徐々に文章がある問題へと移行させていきます。そしてそれを一方的な授業とせず、必ずKくんにも授業に参加できる授業作りに努めました。
結果、良い授業が出来たみたいです😊
ただ、読みは大丈夫だと伺っていましたが・・・。実際に授業をしてみると、「漢字が読めない」「文末まで読まない」「文章を勝手に飛ばす」「文章を変えて読む」癖があったので、書いてある物語とKくんが読む物語は全くの別物になっていました。
早急に対策が必要だったのは「国語」でした。
【Kくん、中学受験を諦める】
体験授業が終わり、本格的な授業を始める前日に届いたLINEです。。。Kくんは今までよほど辛かったのでしょう。生徒本人が「この学校に通いたい!」「合格したい‼」と願わない限り、中学受験はそもそも成り立ちません。親や先生が願うだけでは成就しないのが受験です。その本人が「辞めたい」と願うのであれば、そうすべきなのです。その新しい選択を否定することは、誰にもできません。
Geniusは、Kくんの意思を尊重します。